Webディレクションの仕事

Webディレクションは、売り上げを上げるWebサイトを構築し、クライアントと自社の売り上げに貢献するすることを目的に、そのプロジェクトに関わる企画・編集・デザイン・制作など社内専門部署や社外専門家の間に立ち、円滑に業務を進捗させることが主な仕事です。
企業や業種によってWebディレクターに求められるスキルは違う
- 共通する基本スキル
- 「青色の背景を緑色に変更したい」。そんな依頼主の希望に応じて背景色を緑色に変更する制作担当者。その後、「やっぱり茶色にしてほしい」と再度の依頼があり、茶色に変更するも、「何か違う…」とまだ納得がいかない様子。この依頼主が求めているものは単なる色味ではなく、自社が提供するサービスをイメージした「大自然」を表現することにあるようですが、その意図を依頼主が伝えず、制作者も聴き出すことを行わないため、いつまでも期待どおりのWebサイトが完成しません。もしもこの依頼主か制作者のどちらかがディレクションスキルを会得していれば、始めから正しくこの意図が共有され、デザイナーはもっと早くに様々な方法でこの問題を解決することが出来ました。このように、プロジェクトに係る関係者の言葉に隠された「意図を読み取る(聴き出す)」能力をはじめ、「正しく伝える」、「段取り」、「判断」、「調査」、「(相手の心に)訴える」などの能力はディレクターにとって最も基本となる重要なスキルです。
- 自分のポジションを確立する
- Webディレクターには、基本スキルの他にも広範囲にわたる様々な分野のスキルが求められますが、全ての分野において高い能力が必要というわけではありません。企業や業種によって重要とされる能力は異なるため、自分がどの分野に向いているかを知り、強みとなる得意分野を活かしたスタイルを作り、ポジションを確立していくことが大切です。
- スキルレーダーチャートで苦手分野や得意分野を確認し、苦手分野を引き上げながら得意分野を更に伸ばしてマイスタイルを築きましょう。
企画系、マーケティング系ディレクター 社内に制作部署を持つ会社のディレクター

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提案が中心。その他企画力や技術力、表現力などについても高い知識と経験が必要。 |
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ヒアリング力、企画力(発想力)、 提案力(プレゼン力) |
営業のポジションに近く、制作の依頼と進行業務を主に行っているディレクター、または企業内のWeb担当者

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スケジューリングや見積もり、制作依頼業務などが中心。要件等から目的を見出し、その目的を達成する手段を見つけ出す能力が必要。 |
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ヒアリング力、コミュニケーション力、 交渉力 |
アートディレクターなど Web制作会社に勤務しているディレクター

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主にクライアントと制作チームを結ぶ役割を行う。クライアントの意向や制作の意見を共通の言語を用いて橋渡しを行うことで業務を円滑進めていく。 |
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企画力(発想力)、構成力(整理力)、デザインセンス |
システム会社に勤務しているSE経験者などのテクニカル・ディレクター

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PHPやHTMLなどのシステム関係に強いが、Webやユーザビリティなどについては比較的弱い傾向がある。主にディレクション業務が中心となる。 |
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設計力、構成力(整理力)、マネージメント力、プログラム理解力 |
※向いているタイプや求められるスキルはあくまでも目安です。
自分に向いている分野や不足している分野が確認できたら、必要スキルを伸ばしましょう。
「Webディレクション検定対策講座」では、自分のディレクタースキルの確認から目指す方向性や技術を身につける術を知ることができます。
合格者の認定・認定証書
Webディレクション検定試験に合格し、認定申請(希望者のみ・任意)をされた方には、認定レベルを明記した「認定証書」を発行いたします。ご自宅等のプリンターで出力した試験終了後の結果画面は合格の証明となりますが、認定の証明にはなりません。
・認定証発行手続き
認定証の発行申請期限は、試験日より1ヶ月です。期限内に手続きの申請が行われない場合は、認定証取得の権利が失効となりますので、ご注意ください。
お申込み方法は、下記バナーより登録申請へお進みください。
認定証は、お手続き受付後より発行までに約1カ月程度かかりますので、あらかじめご了承ください。
・認定費用
認定・認定証発行手数料 10,800円(税込)